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子供のように喜ぶ

  • 2020/07/08 18:58
  • カテゴリー:その他
(内容:2冊めの松下大三郎著『標準漢文法』を入手した喜び。)

少し前から、ほしい、ほしいと思っていた本がありました。
それはもう1冊の松下大三郎著『標準漢文法』です。
ずっと昔に買ったのは、職場に置いていて、最近は何か気になることや知りたいことがある時に、手にする書籍の1つになりました。

ですが、この本、かなり分厚く重い。
自宅で読みたくなっても、そうそう持ち帰るのは難儀です。
しかも、どんどん崩壊が進んでいて、もう何度木工用ボンドで補修したことか。
できればもう1冊ほしい、そう思い続けてきました。

国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧することはできますし、画像データを手元に置くことも可能です。
しかし、おそらく多くの方に同意していただけると思いますが、書籍というものは、やはり紙の便利さにかなうものはありません。
少なくとも、昭和生まれ昭和育ちの私たちの年代はそうではありませんか?

先日、ついに注文してしまいました。

購入した『標準漢文法』の画像

今日自宅に帰ると、分厚いレターパックが届いていました。
少々高くつきましたが、紀元社の昭和2年初版本です。
前からもっていたのは、あちこちに誰かの書き込みがあって、けっこうガタガタだったのですが、これは状態もかなりいい。

もう子供のように嬉しくて。

稀覯本でもあるまいし、初版本にこだわる意味はないのですが、なんだかそれも嬉しい。

これで、いつでも読むことが可能になりました。
春先に読んだ時、気になる記述がいくつもあったので、手元に置いて、またじっくり目を通したいと思います。
この書を読むと、頭がグラグラ揺さぶられるのですが、一方でこれまで歩んできた古典中国語文法の道に、別の角度からの光が当てられて、視野が広がるような気がします。

今気になっているのは、「者」と「其」、読みながらじっくり考えてみたいと思っています。

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