漢文の学習や、漢文の文法についての情報を発信すると共に、拙著『真に理解する漢文法』、『ためぐち漢文』を無料提供しています。
(内容:無料提供『真に理解する漢文法』の執筆方針と具体的な内容、無料提供の条件など)
管理人が勤務校で教鞭をとりながら、どうすれば漢文をもっとわかりやすく、本当の意味で理解できるように教えられるだろうかと考え執筆した漢文の文法書を、興味のある方に無料で公開します。
書名:『真に理解する漢文法』
・第1部 訓読編
・第2部 構造理解編
・第3部 句式編
対象:
・学生のみなさん
・高等学校の先生方
・学習塾や予備校の先生方
・その他、漢文をきちんと学びたい方
執筆の経緯:
実は語法がよくわからないのに、ただやみくもに『句形を丸覚えしなさい!』と指導したり、されたりすることに納得がいかない人は多いと思いますし、それが漢文嫌いを生み出す原因でもあります。
「漢文を根本からきちんと学びたい」、「なぜそういう意味を表すのか」「なぜこんな語順になるのか」…本当の意味で漢文を理解したい方々のために、少しでも助けになればと思い、2013年の春から3年かけて執筆し、『概説 漢文の語法』として公開しました。
その後、内容の誤りや、いいかげんな記述を改めたいと考え、2019年より全面改定作業に入りました。
そして、2020年9月、改訂を終え、『真に理解する漢文法』と書名を改め、公開を始めました。
著作に対する自信のほど:
こんなことを自分で書くのもどうかと思いますが、各出版社から市販されている高校生用の漢文参考書よりも、内容は充実していると思います。見本を下に用意しますので、実際にご覧ください。
見本:
構造理解編 第2章の見本です。←クリックしてください
句式編 第2章の見本です。←クリックしてください
内容:
市販されている漢文の参考書とはスタンスが違い、「このように訓読するからこういう意味だ」ではなく、「古典中国語としての漢文がこのような意味だから、こう訓読するのだ」という矢印の向きで執筆しました。
ですから、漢文の参考書というよりは、古典中国語文法のテキストの色彩が強いかもしれません。
しかし、学生のみなさんがなるほどとわかる内容、また高校や塾・予備校の先生方が「この漢文が、なぜこの語順で、こういう意味になるのか」ということについて、自信をもって漢文を教えられる、いつでも生徒の質問に堂々と答えられる、句法の丸覚え指導から脱却できる、そういうテキストになっているという自負があります。
『真に理解する漢文法』は、3部構成になっています。
第1部は「訓読編」
普通に漢文を学習すれば避けて通れないのが「訓読」です。
本書は訓読をメインにした参考書ではないのですが、知識としては必要なものなので、この章を設けました。
第2部は「構造理解編」
文のなりたちから、文の成分、それぞれの品詞の働き、漢文がどのような構造をもつのかを、丁寧に解説しました。
この「構造理解編」こそが、漢文を真に理解する上で最も重要な部分です。
とかく「受身の形」「使役の形」「疑問の形」「反語の形」「否定の形」…など、表現形式から学ぼうとしがちですが、構造がわからない丸覚えでは、真に理解することはできません。
第3部は「句式編」
これが、いわゆる「受身の形」「使役の形」「疑問の形」「反語の形」「否定の形」…などの表現形式別に解説したものです。
第1部「訓読編」第2部「構造理解編」は合冊で、約260ページ、第3部は単独で約370ページです。
それぞれの内容の詳細につきましては、下記のエントリーにてご紹介いたします。
→第1部「訓読編」・第2部「構造理解編」目次
→第3部「句式編」目次
書籍の形で市販しない限りは、漢文を学びたい、古典中国語文法を勉強してみたいという方には、学生・生徒、学校の先生・塾等の先生を問わず、pdfファイル形式で、無料で差し上げるつもりです。
著作物ですので、Webでは目次のみを紹介しています。
ご要望があれば、
個人情報(お名前、ご自宅のご住所、ご自身のお電話番号)をお知らせいただける信頼できる方
という条件で、無料で完全版PDFをご提供します。
(2ファイル、印刷可の、しおり付き鮮明画像PDFとして提供)
遠慮なくご要望ください。
ご希望の方は、Mail をご利用ください。
(なお、通常3日以内に返信を差し上げていますので、もし何の連絡もない場合は、下記をご覧の上、確認して再度ご連絡ください。)
※上記の場合は、こちらからご連絡を差し上げることはありませんので、ご了解ください。
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