「漱石枕流」の授業(コロナ対策)・1
- 2020/05/15 18:14
- カテゴリー:漢文学習
(内容:新型コロナウイルスによる休校で、PDF版「漱石枕流」のためぐち授業を作ったこと。)
新型コロナのせいで、休校を余儀なくされている全国の学校の先生方は、もう本当に大変な思いをしておられることと思います。
わが勤務校もご多分に漏れず、各教科とも動画授業その他、毎日作成に追われる日々です。
ニュースなどを見ていると、学校の中には、生徒の顔をモニターで見ながら、双方向でテレビ授業をしておられる取り組みなどあり、そういう機器をすべての生徒の家庭が用意できるのか…と、うらやましく思ったりもします。
しかし、一般的な学校では動画が中心になっているのかな?と思うのですが、実際何本も動画講義を撮影しながら、私はしだいに懐疑的になってきました。
これ、本当に意味があるんだろうか?
この動画を見ながら、生徒は本当に理解できているのだろうか?
そもそもノートとかとれるのだろうか?
動画授業は、15分が限界という話も聞きました。
私の場合、さすがに15分は無理なんで、20分ぐらいはかかってしまうのですが、時間を短く、時間を短くと思うがゆえに、中身はどんどん薄くなっていきます。
冗談のひとつも言えやしない。
そこで、ふと思ったのです。
わが勤務校のほとんどすべての教員がやっている動画中心の授業の向こうを張って、前時代的なやり方をしてみよう!
昔は、個性あふれる先生方の講義そのものを再現したような参考書がありましたよね?たとえば『漢文法基礎』だとか…
それを中井もやってみよう!そう思ったわけです。
「ためぐち漢文」の手法を、コロナ対策にも生かしてみよう!
というわけで、2年生の古典を担当するので、古文は「大江山」(十訓抄)、漢文は「漱石枕流」(世説新語)を、授業風景さながらに文字起こししてみました。
この学年は初めて教える生徒たちなので、1年生で教える内容でも丁寧に書いてみよう!とそう決意しまして…
やり始めてみると、大変な作業でして、わずか1時間の授業を文字起こしするのに、1日以上かかります。
勤務校であれ、在宅ワークであれ、勤務時間のほとんどすべてを費やしてもまだ終わらない…
それでも、どうにか2回分の授業を仕上げましたので、このブログは『漢文 学びのとびら』ですから、「漱石枕流」のためぐち授業を公開したいと思います。
まずは、来週の分をアップします。
『漱石枕流』(第1回) ←クリックしてください。
これは、高校2年生用の複数の教科書に載っている教材なので、もしかしたらお役立ていただけるかもしれません。
学校内限定の代物ではありますが、そんなけちくさい了見はもっていませんので、もしよろしければ、自由にご利用ください。
ちなみに、中井は、実際の授業で、まさかこんな喋り方はしていませんので、あしからず。
新型コロナのせいで、休校を余儀なくされている全国の学校の先生方は、もう本当に大変な思いをしておられることと思います。
わが勤務校もご多分に漏れず、各教科とも動画授業その他、毎日作成に追われる日々です。
ニュースなどを見ていると、学校の中には、生徒の顔をモニターで見ながら、双方向でテレビ授業をしておられる取り組みなどあり、そういう機器をすべての生徒の家庭が用意できるのか…と、うらやましく思ったりもします。
しかし、一般的な学校では動画が中心になっているのかな?と思うのですが、実際何本も動画講義を撮影しながら、私はしだいに懐疑的になってきました。
これ、本当に意味があるんだろうか?
この動画を見ながら、生徒は本当に理解できているのだろうか?
そもそもノートとかとれるのだろうか?
動画授業は、15分が限界という話も聞きました。
私の場合、さすがに15分は無理なんで、20分ぐらいはかかってしまうのですが、時間を短く、時間を短くと思うがゆえに、中身はどんどん薄くなっていきます。
冗談のひとつも言えやしない。
そこで、ふと思ったのです。
わが勤務校のほとんどすべての教員がやっている動画中心の授業の向こうを張って、前時代的なやり方をしてみよう!
昔は、個性あふれる先生方の講義そのものを再現したような参考書がありましたよね?たとえば『漢文法基礎』だとか…
それを中井もやってみよう!そう思ったわけです。
「ためぐち漢文」の手法を、コロナ対策にも生かしてみよう!
というわけで、2年生の古典を担当するので、古文は「大江山」(十訓抄)、漢文は「漱石枕流」(世説新語)を、授業風景さながらに文字起こししてみました。
この学年は初めて教える生徒たちなので、1年生で教える内容でも丁寧に書いてみよう!とそう決意しまして…
やり始めてみると、大変な作業でして、わずか1時間の授業を文字起こしするのに、1日以上かかります。
勤務校であれ、在宅ワークであれ、勤務時間のほとんどすべてを費やしてもまだ終わらない…
それでも、どうにか2回分の授業を仕上げましたので、このブログは『漢文 学びのとびら』ですから、「漱石枕流」のためぐち授業を公開したいと思います。
まずは、来週の分をアップします。
『漱石枕流』(第1回) ←クリックしてください。
これは、高校2年生用の複数の教科書に載っている教材なので、もしかしたらお役立ていただけるかもしれません。
学校内限定の代物ではありますが、そんなけちくさい了見はもっていませんので、もしよろしければ、自由にご利用ください。
ちなみに、中井は、実際の授業で、まさかこんな喋り方はしていませんので、あしからず。