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書き下し文のきまり

  • 2020/04/30 07:36
  • カテゴリー:訓読
(内容:新型コロナウイルスによる休校で、「書き下し文のきまり」というアニメーションGIFを作ったこと。)

コロナ対策で動画授業等、あれこれ苦心しているわけですが、先般の「返り点と送り仮名の施し方」の続きみたいな感じで、「書き下し文のきまり」もアニメーションGIFで作ってみました。

「返り点と送り仮名の施し方」は、施す順序に重点があって、アニメーションにする意味があるのですが、書き下し文の場合はアニメーションにする意味があるのか、はなはだ疑問です。
まあ余勢を駆ってというところです。

書き下し文のきまりといっても、実際のところ、学校では一応そういうきまりになっているということであって、どこにそんな基準が明記されてるんだとおっしゃる方が時々あります。
たとえば、なぜカタカナではいけないんだとか…
高い次元で疑問に感じる場合は学問につながるのですが、低い次元でそれを生徒にぶつけると、生徒は混乱するばかりです。
ずっと以前に、私は漢字とカタカナで書き下すように生徒に指導していると声高におっしゃった方があり、個人の趣味のレベルでおっしゃる限りは害はないんだが…と、ため息をついたこともあります。

なんにせよ、「返り点と送り仮名の施し方」というより施す順序、そして「書き下し文のきまり」は、案外実際の授業ではサラッと流してしまう部分だと思うのですが、この形式的なことをきちんとマスターさせることは、その日の授業ノートから効果を発揮します。
格段にノートをとるスピードが改善するはずです。
漢文が苦手だという生徒が、実は返り点と送り仮名をきちんと施せないとか、書き下し文のきまりがまだよくわかっていないという基本的な知識の不足が足をひっぱっているということもあるような気がします。

そういうことで、これもつまらないのですが、せっかくアニメーションGIFを作成したので、ここにも載せておきます。
自由にご利用ください。

1.漢字の送り仮名は平仮名にする

2.日本語の助詞・助動詞として読む漢字は平仮名にする

3.置き字は書かない

4.再読文字は最初に読むときに漢字をあて、返って読むときは平仮名にする

5.まとめ(1~4のPDF)

↑それぞれクリックしてください。

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