もう一度読む
- 2022/04/11 14:46
- カテゴリー:その他
(内容:松下大三郎『標準漢文法』を、もう一度読み直したいという思いを述べる。)
拙『論語・語法注解』を真摯に読んでいただいたN氏に、非常に鋭いご指摘やご教示を受けました。
きちんと読んでいただけるだけでも幸せなことですが、さらに無難に受け流すのでなく、緻密な分析をされて、ご自身なりの意見をつけてくださることは、ただの現場の1教師には、ほとんどまず経験できない、ありがたいことであろうと思います。
そして、松下文法に造詣の深いN氏の脳内はおそらく急速回転しておられて、私にはとうてい理解の及び得ないところにある、そう思います。
もう一度読もうと思い立ちました。
そう、もちろん松下大三郎氏の『標準漢文法』です。
まだまだ自分は何もわかっていません、だからこそもう一度一からきちんと読み直す必要がある。
わかっていないで済ませてはならない、わかろうとする姿勢が必要です。
高等学校の教科書や参考書の執筆に携わる私がこのようなことを書くのはあるいは不適切かもしれませんが、西田太一郎、牛島徳次、太田辰夫、鈴木直治…多くの諸氏、そして中国の学者の方々、学ぶべき人たちは多くありますが、しかし松下大三郎氏の『標準漢文法』はそれらに先行しながら、一線を画する雄大さと奥行きがあるように思えてなりません。
最近の語法書や辞書にありがちな、合理的に説明してしまえばそれでよいという安易な思考とは全く異なる、普遍性のようなそんなものが。
できれば、若い人たち、先生方にも読んでいただきたいし、そこに学び、あるいは批判的に論じていってもいい、何かそういう流れがあればよいのにと心底思います。
2年前に読みながら、いまだにその時に受けた衝撃を忘れ得ない、まだ感じ続けている私です。
みなさんもお読みになってはみませんか?
私も、もう一度読もう。
今まさにそう思うのです。
拙『論語・語法注解』を真摯に読んでいただいたN氏に、非常に鋭いご指摘やご教示を受けました。
きちんと読んでいただけるだけでも幸せなことですが、さらに無難に受け流すのでなく、緻密な分析をされて、ご自身なりの意見をつけてくださることは、ただの現場の1教師には、ほとんどまず経験できない、ありがたいことであろうと思います。
そして、松下文法に造詣の深いN氏の脳内はおそらく急速回転しておられて、私にはとうてい理解の及び得ないところにある、そう思います。
もう一度読もうと思い立ちました。
そう、もちろん松下大三郎氏の『標準漢文法』です。
まだまだ自分は何もわかっていません、だからこそもう一度一からきちんと読み直す必要がある。
わかっていないで済ませてはならない、わかろうとする姿勢が必要です。
高等学校の教科書や参考書の執筆に携わる私がこのようなことを書くのはあるいは不適切かもしれませんが、西田太一郎、牛島徳次、太田辰夫、鈴木直治…多くの諸氏、そして中国の学者の方々、学ぶべき人たちは多くありますが、しかし松下大三郎氏の『標準漢文法』はそれらに先行しながら、一線を画する雄大さと奥行きがあるように思えてなりません。
最近の語法書や辞書にありがちな、合理的に説明してしまえばそれでよいという安易な思考とは全く異なる、普遍性のようなそんなものが。
できれば、若い人たち、先生方にも読んでいただきたいし、そこに学び、あるいは批判的に論じていってもいい、何かそういう流れがあればよいのにと心底思います。
2年前に読みながら、いまだにその時に受けた衝撃を忘れ得ない、まだ感じ続けている私です。
みなさんもお読みになってはみませんか?
私も、もう一度読もう。
今まさにそう思うのです。