『史記』「四面楚歌」注解

(内容:『史記』「四面楚歌」の文法解説。はじめに。)

はじめに


京都教育大学附属高等学校研究紀要第93号に「『史記』「鴻門の会」・語法注解」を投稿したが、本稿はその続編で、「項王の最期」とともに紀要94号に投稿したものである。
執筆の意図や、姿勢については、前稿の初めに書いてあるので、そちらを参照していただきたい。
また、参考文献についても同じであるので、この稿では省かせていただいた。
併せて通読いただき、高等学校の漢文授業にお役立てください。

「文の成分および品詞分解」で用いた略語および文法用語は、およそ下記の通りである。

〔成分〕 
主…主語
謂…謂語(述語)
賓…賓語(目的語)
補…補語(後置修飾語)
連用…状語(連用修飾語・句)
介…介詞句(前置詞句)

〔品詞〕
名…名詞
名(方)…方位詞
代…代詞
動…動詞
副…副詞
形…形容詞
助動…助動詞
介…介詞(前置詞)
数…数詞
量…量詞
連…連詞(接続詞)
嘆…嘆詞
語気…語気詞
結構…結構助詞(構造助詞)
助…その他の助詞

↓下の目次よりご参照ください。

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