これならわかるぜ! ためぐち漢文・漢文の基本構造編

(内容:漢文は句法の丸覚えから脱却して、楽しく漢文の構造を学べる「ためぐち漢文」漢文の基本構造編の紹介)

これならわかるぜ!
 ためぐち漢文  
 ――漢文の構造をわかりやすく知りたい君へ――


【漢文の基本構造編】

ためぐち漢文の画像

「学校で句形を丸覚えしろといわれる漢文がどうしてもわからない(>_<)ヽ」という高校生のみなさんのために執筆しました。

堅苦しさをとっぱらい、少しでも理解してもらいやすいように、わざとためぐちで漢文の基本構造を解説します。

みなさんも、ためぐち先生の生徒になりきって漢文を楽しんでください(^o^)


拙著『真に理解する漢文法』(第二部構造編)の内容を踏まえた7回シリーズの講義です。

漢文がなぜこのような語順をとるのか、それぞれの漢字の働きにはどんなルールがあるのかを理解することで、これまでAとかBとかの記号を用いて丸覚えするしかなかった句形が、本当の意味で理解できるようになります。

 
さあ、学習を始めましょう。

↓下のそれぞれのタイトルをクリックしてください。

【第1回】文の構造・成分編
 主語、述語、目的語、補語(後置修飾語)や、連体・連用修飾語などの基本成分を学びます。
 また、特殊な文構造として、存在や使役の兼語文、二つの目的語をとる二重目的語の文を学びます。

【第2回】前置詞編
 
「於」「以」「為」「従・自」「与」など、前置詞句を構成してさまざまな働きをする前置詞について学びます。

【第3回】助動詞編
 動詞にさまざまな意味を添える働きのある、次の代表的な助動詞について学びます。
 可能の助動詞「能」「可」「得」「足」
 適当・当然・義務の助動詞「当」「応」「須」「宜」「可」
 希望・願望・意志の助動詞「欲」「願」「肯」「敢」
 受身の助動詞「被」「見」

【第4回】副詞編
 述語を修飾して、さまざまな意味を添える働きのある、次の代表的な副詞について学びます。
 ・程度副詞(程度を表す副詞)
  「甚」「微」「益」「愈」
 ・範囲副詞(限定や共同、双方向などの範囲を表す副詞)
  「唯・惟」「独」、「倶」「共」、「相・互」
 ・時間副詞(過去、現在、将来などの時制を表す副詞)
  「既」「嘗」、「方」「将・且」「欲」
 ・数量副詞(重複や頻度などの数量を表す副詞)
  「復」「数」など
 ・敬謙副詞(相手に敬意を表す副詞)
  「請」「窃」
 ・否定副詞(否定や禁止を表す副詞)
  「不」「非」「未」「無」「莫」
 ・反語副詞(反語の語気を表す副詞)
  「豈」「安」など

【第5回】構造助詞編
 名詞句を作る働きの構造助詞「所」「者」「之」について学びます。

【第6回】語気詞編
 文頭や文中、文末に置かれて、さまざまな語気を表す語気詞について学びます。
 ・文頭「夫」「蓋」
 ・文中「也」
 ・文末「也」「矣」「焉」、「乎」「歟」「哉」、「已」「而已」「而已矣」など

【第7回】接続詞編
 「而」「与」「然」「則」「雖」など、文と文、句と句、語と語をつなぐ働きのある接続詞について学びます。




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また、著者の許諾なく複写・複製、印刷配布等も不可です。
自学自習のために紙ベースで印刷して手元に置きたいとか、学校等の授業で配布してご利用いただくことにつきましては、ご相談いただければと思います。

その際、利用料等を頂戴することはありません。
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